整備士の仕事をするなら2級自動車整備士資格は絶対取るべき理由

二級自動車整備士は取得するべきか

自動車整備士には必須とされる自動車整備士資格。
特に2級自動車整備士資格以上は持っているのが標準です。

これから整備士を志す人でも、自動車整備士の資格がなくても、自動車整備士にはなれるし、一生懸命探せば整備士として働くこともできます。
すでに整備の実務経験をしている人は、必要なのは重々わかっているけど、今さら資格を取るのも面倒だしなぁ・・・と思うかもしれません。

けれど、自動車整備士の仕事を探す上で、実務経験を差し置いて一番に重要なのが「自動車整備士の資格」なんです。
自動車整備士は不足していて引く手あまたなのに、ばっちり実務ができたとしても、資格がないと、仕事を探すのは相当難しくなってしまいます。
2級自動車整備士資格がないことは仕事を探す上で大きすぎるビハインドとなります。

絶対2級の資格は取った方がいいんです!
その理由を4つご紹介します。

自動車整備士資格を持っているか否かで整備士が必要とされる整備工場が半減する

整備工場の必要工員数については、自動車整備士の仕事に従事している方であれば、良くご存知のことだと思います。
自動車整備士資格を持っていなかったからと言って、法的に自動車整備の作業自体でできない項目があるわけではないのですが、指定・認証工場を維持するために工員数が必要です。

  認証工場資格の要件
・ 分解整備に従事する従業員2名以上
・ 従業員の内、最低1名は整備士資格(1級または2級)のある整備主任者を設置し、かつ従業員が多数いる場合は整備士資格(1級、2級、3級のいずれか)の有資格者が従業員の1/4以上いること

  指定工場資格の要件
・ 業務に従事する従業員が5名以上
・ 従業員の内、自動車検査員1名、整備士資格(1級または2級)のある整備主任者を設置し、工員が4名以上、かつ従業員が多数いる場合は整備士資格(1級、2級、3級のいずれか)の有資格者が工員の1/3以上いること

整備主任者
整備主任者は、1級または2級自動車整備士でなければならない。

自動車検査員資格
整備士資格(1級または2級) の自動車整備士資格を持っていて、整備主任者としての実務経験が1年以上あり、雇用者からの推薦を得ていること、さらに地方運輸局長実地による自動車検査員教習を受講していること

 

一つの事業場に人員が最低人数での運営だとすると(実際には沢山就業している工場もありますが)、認証工場では2人に1人が2級整備士以上の資格が必要ですし、指定工場でも4人に2人が2級整備士以上の資格を保有している必要があります。
単純計算ですが、2級自動車整備士資格を保有している方より、自動車整備士資格を持っていない方が就業できる可能性がある事業場が約半数になってしまうのです。

自動車整備士資格はお客様の安心材料になり、会社内でも評価の指針となる

一般的に、大手になればなるほど、採用基準に「整備士資格」の基準を設けています。
自動車整備士資格がなくても整備士として就業はできるものの(分解整備等ができないわけではない)、一般的に自動車整備士資格は整備士としての知識量を測る基準・目安となります。

実際に実務をこなすプロの整備士さんからすると「資格より経験値が大事」という言葉をよく伺います。
経験を積むことはとっても大事です。
自動車整備士資格を持っていなくても、レース車両のメカニックとして活躍してきて、「車作っちゃえるよ」という整備の域を超えたスゴ腕メカニックの方もいらっしゃいます。

しかしながら、お客様は車のことに詳しい方ばかりではなく、優秀な整備士さんに依頼したいけれど、その整備士さんに優れた腕があるかが分からない。
わからなくてこわいけど、きちんと整備してほしい。
だから、国が認めた資格を持った自動車整備士が整備をしてくれるという“安心感”も含めて、依頼する場所を選び、お金を支払います。

一定の知識や技術があるということをわかりやすく形として証明するものが「自動車整備士資格」です。
お客様からの安心感や信頼を得られる人の方が、会社としても当然に評価できます。

そんなこと当たり前だと思った方もいると思いますが、そう、それも重要なことです。

社員が当たり前に納得して頑張ってくれる不公平感のない評価体制をつくるためにも、資格という基準を設定するのがわかりやすいのです。
だから、会社として一定の技術水準を担保するためや、社員の公平な評価のために「2級自動車整備士資格以上」の基準設けている企業がほとんどです。

自動車整備士資格は採用時に一番最初に採否を決定する指針

一般的な企業では、経験値より優先して自動車整備士資格の有無が採用判断基準となります。
採用には、資格判断の次に、年齢に比例した経験値と、やる気やコミュニケーション力などの人間性などの判断となるのが通例です。
わかりやすく言うと、自動車整備士資格を持っているのと持っていないのとでは、書類選考の通過率が大きく変わります

採用担当者も、経験豊富な方を欲しているけれど、「採用したいのだけれど会社の基準で採用ができない」ということは良くあります。
とても素晴らしい経歴をお持ちでも、資格がないと「なんでこんなに経験があるのに、整備士資格を取らなかったんだろう?勿体ないね。」とお話されるケースは多いです。

あくまで私の感覚値ですが、2級自動車整備士を保有している方と比較して、しっかり経験があっても、3級ガソリン・ディーゼル自動車整備士資格を持っている方の求人は5割減、3級シャシで7割減、自動車整備士資格を持っていない方の求人は9割減となってしまいます。

自動車整備士資格は給料や昇進に大きく関わる

給料も保有の整備士資格に比例して、下級資格になるほど下がってしまうのが現状です。
2級自動車整備士資格を持っているか否かで、資格手当で毎月2~3万支給される給料が変わります。
年収にすると24万~36万変わり、仮に同じ仕事をしてたとしても、1年間でひと月分の給料額と相当する金額がもらえないのです。かなり大きな額ですよね。

また、前述の通り整備主任者に選任されるには2級自動車整備士資格以上の資格が必要なため、給料のみならず、整備主任者に選任されたりすることができません。
そのため、自動車整備士としてのステップアップの道が閉ざされてしまいます

まとめ

このように、自動車整備士資格は自動車整備士の仕事をする上で非常に重要なものとなります。

整備士を目指す方は勿論取得を目指すべきですし、実務経験がある方で3級を持っていない方は実務経験が1年以上あれば3級自動車整備士の受験資格を、3級を持っている方なら実務経験が3年あれば2級自動車整備士の受験資格をお持ちのはずです。

もし、「年齢的に別にいらないよな」とか、「勉強するの苦手だから」という資格を取得するのにどうしても無理な特別な理由がないのなら、絶対取った方がいいです。
仮に資格を取って1年しか整備の仕事をしなくっても、ひと月分相当の収入が増え、万が一の時に転職しやすくて、やりたい仕事を選べるようになります。

整備士をやるなら、2級自動車整備士資格取得は目指しましょう。

● 整備士学校になんて行ってられない、自動車整備士資格を実務経験で取りたい方
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